牡蠣養殖、クラウドファンディング、そして法人設立!変化を恐れない漁師の挑戦
今治市大島で漁師として活動する「瀬戸内海の漁師まさと」さん。YouTubeで登録者15万人を誇る人気チャンネルの運営に加え、牡蠣養殖事業を立ち上げ、法人化まで実現。その勢いは止まりません。今回は、そんなまさとさんの激アツな2024年についてお聞きしました。
牡蠣養殖への挑戦
──牡蠣養殖、どうして始めようと思ったんですか?
「いやー、正直なところ、追い詰められました(笑)。中国の輸出規制で、コロナ禍、魚価がガタ落ち。それで、これじゃ漁師一本だけじゃ厳しいなと。他にも収入源を作らないと、未来が見えなくて。YouTubeの収益もありましたが、頼れるほどではないし、あくまでYouTubeは発信のためのものとして位置づけているので。」
牡蠣養殖に目を付けた理由は「若い人でも始めやすい漁業の形、継続できる漁業を作りたい思いから」とまさとさん。目指すのはシングルシード方式という新しい手法。ちょっとカッコいい響きに「これ、ワンチャンいける?」と思ったとか思わなかったとか。
クラウドファンディングで大成功
──クラウドファンディング、大きな反響でしたね!
「いやー、自分でもマジで驚きました!目標金額の5倍近い資金が。まさかこんなに応援してもらえるとは。でも、YouTubeで漁業の現場を発信してきたからこそ、みなさんが共感してくれたんだと思います。」
クラファンで集まった資金は牡蠣養殖設備に充てられましたが、「お礼動画」や「近況報告」などの動画が好評。支援者との距離感が近いのも、YouTuberならではの強みですね。
まさとさんのクラファンのページはこちら。
https://camp-fire.jp/projects/704141/view?list=search_result_projects_density
補助金と経営支援の力
──制度や補助金もフル活用したと聞きました!
「最初はね、補助金?難しそう、状態でした。でも、経営支援の専門家に相談したら、『こんな便利なものがあったのか!』って(笑)。小規模事業者持続化補助金とか、経営革新計画認定とか、いろいろ使わせてもらいました。不採択となったものもありますが、申請して本当に良かったと思っています。」
特に経営革新計画の認定は「事業の未来を示すお墨付き」として大きかったそう。「これで銀行さんにも『ちょっと貸してくれません?』って堂々と言えるようになりましたし、融資の話もスムーズでした!」

法人化を決断した理由
──個人事業主から法人化、何が決め手でしたか?
「事業が大きくなってきたのもありますけど、やっぱり雇用ですね。牡蠣養殖は将来的に若い人の雇用につなげたいと思っていて。個人では規模の限界があります。そのためには法人化が必要だと考えました。」
法人設立の手続きについては、「もうね、専門家に丸投げです(笑)。」
今後の目標は?
──次のステップは何ですか?
「牡蠣養殖をもっと拡大させることと、若い人たちがもう少し気軽に漁業に飛び込める環境を作ることですね。しかし、気候変動のせいか、夏の海面温度が上がりすぎですね。稚貝が山ほど死んでしまって、、、そのへんも来年は課題にしています。漁業はキツい仕事だけど、その分やりがいもあるし、僕は日々楽しんでます!」
さらに、「将来は漁師の学校みたいなものも作ってみたいし、地域連携して、体験漁業や漁業ツーリズムみたいなこともやってみたい」と熱く語るまさとさん。
まとめ:まさとさんの挑戦は続く
まさとさんの挑戦は、漁業に新しい風を吹き込むだけでなく、地方の可能性を広げる一つの成功例です。IT活用は地方だからこそインパクトをもたらすのかも。
「牡蠣養殖で収穫量がしっかり確保できればECでの直販を進めます。また、第2第3のクラファン活用も絶賛検討中です!」
漁業の未来にデジタルで挑む男、瀬戸内海の漁師まさと。次はどんな波が待っているのか、目が離せません!
2024年10月取材

