2022年2月20日、プレミアリーグ、リーズのホーム、エランドロードスタジアムにマンUを迎えたローズダービでもサポーターが荒れたようだ。英紙ガーディアンのPaul MacInnesのレポートによると、「コイン、ボトル、ライター、花火、そしてゴルフボールが投げ込まれた」「決定的な3点目を決めた19歳のフォワード、マンUのアントニー・エランガは、コインのようなものに襲われてピッチにうずくまった」と写真入りで伝えている。警察も総動員されたようで、アウェイのマンUサポーターとリーズサポーターは入場前から隔絶され、場外乱闘が起こらないように町中に1000人規模の警官を配備し、防犯にあたったという。
フーリガンが暴れまくり、死人や怪我人、数十人の逮捕者が出るという話はもうあまり聞かないが、今シーズンのプレミアは少しやばいという。逮捕者が5割り増し。原因の第一はパンデミックだ。18ヶ月に及ぶロックダウン、ファンは一年半に渡りスタジアムから離れていた。そのストレスがサッカー観戦を許された今、爆発するに不思議はない。
「サッカー観戦というものはサブカルチャーなんです。若者に限らず、10代から60代までのあらゆる人が、超越的な体験を求めています。歌を歌い、仲間とぶらぶらし、アイデンティティを表現し、仕事の週を乗り切るために必要なたくさんの物語がそこにはあるのです」と語るのはマンチェスター大学の刑法の講師でフーリガン研究の第一人者だというピアソン氏。
「小さなスタジアムでも、ゲーム後のトイレはコインランドリーのようだ。いたるところに粉が落ちている」
サッカー観戦のついでにトイレで洗濯する人がいて困っている訳ではありません。コカインを吸引してから興奮状態でスタジアムで熱狂しまくる人がたくさんいるようです。酒に酔ってスタジアム入りすることさえ違法なのに、もうカーニバル状態の英国サッカーファン。まだまだ暴れそうです。
ということで。下記元記事になります。
https://www.theguardian.com/football/2022/feb/21/a-day-with-leeds-and-manchester-united-fans-police
https://www.theguardian.com/football/2022/feb/18/the-shocking-rise-of-disorder-at-matches